logo 私情つうしん 第20号 2000年3月発行
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特集
「帰国子女」と呼ばれて

この特集は『私情つうしん』BBSで展開された議論を再構成したものです。


miwa

 日本社会では、「人と違うね」という表現は、一般的に否定的なニュアンスを含むことが多いと思います。個性的、変わってるといった表現も含め、すべてが否定につながるわけではないと思うのですが、私自身、自分の言葉や行動にあれこれ言われると、やはり自信を無くし、自己否定につながってつらくなったりすることもよくあります。
 自分にとって何が大切かを分かっている人というのはそんなに多くない気がします。人と同じ事をするのって、他人に変わり者扱いされたくないという気持ちからの場合と、自分ではなにをしたらいいかわからないという場合とがあると思います。そんな中で、自分の価値基準がしっかりしているということは周りと同じ事をしていくときはつらいけど、自分を守れるという意味では強みになると思います。
 日本は個人が社会に合わせる(マイノリティーがマジョリティーに合わせる)といったことが強調されすぎてはいるけれど、日本の中で少しでも好きな部分をきっかけに少しずつ関係が良くなっていくといいですね。

出過ぎた杭は打たれない


アンディー

 はじめまして。21歳・男・関西在住・大学生(臨床心理学専攻)・オーストラリアで3年間高校に私費留学をし、日本に帰国して約1年が経ちますが、リバースカルチャーショックを克服するのに1年かかりました(~_~;) 帰国当初は大学の日本人と溶け込もうと努力をしましたが、やはり自分のリズムが崩れてしまい結局はマイペースを押し通すことに決めました。日本社会では「出る杭は打たれる」と言われますが、「出すぎた杭は打たれない」と最近感じています。ようするに、中途半端に日本社会に適応しようとするのではなく、ありのままの自分でいた方がずっと楽だと思います。
 自分に自信を持つことができれば、どこの国で生活しようと同じような気がします。自分のこれまでの生き方に誇りを持ち、これからの人生に生かすことはとても大切なことですね。他人や社会の声を気にしていては、自分が疲れるだけです。そうやって自分で自分を疲れさすのではなくて、もっと自分を「生かす」べきだと思いますよ。
 「異文化体験」は宝だと思います。その貴重な宝を、この日本社会で活かして欲しいと思います。