logo 私情つうしん 第20号 2000年3月発行
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特集
「帰国子女」と呼ばれて

この特集は『私情つうしん』BBSで展開された議論を再構成したものです。


けいこ

 私はいわゆる帰国ですが、自分の海外経験を「うらやましい」と言われることに抵抗を感じていた時期があります。
 10才で渡米したときはそれなりに寂しい思いも多くしたので「あんな思い本当にしたいと思うの???何もわかってないくせににうらやましいだなんて!」などと沸々と感じていたりしました。
 また、帰国した当時は日本になじめないと言うよりアメリカに帰りたくてしかたがなかったので「こんなに悲しいのならいっそアメリカなんて知らなきゃ良かった」と思っていたものです。
 そう、私は行きたくないのに連れて行かれ、帰りたくないのに帰らされた。まさに買わされた苦労!?
 でも最近やっぱりうらやましがられるだけのことあるんだと思うようになりました。
 なんだか盛りだくさんな人生じゃないですか。
 苦しんだ分苦しいと言うことがわかるし、悲しんだ分悲しみというものがわかる、そこに優しい人がいた分優しさのありがたさが身にしみてわかる(人それぞれだとは思いますが)。そんなとこを活かして素敵な人の輪を広げることができたらなと思います。
  きれい事書きすぎたかな?
  今までは今まで、そして今ある状況は現実。良い方向に持っていかないと損するのは自分なんですよね。
  でも、本当に合わないと思ったら、自分の国だからと言ってとどまる必要は無いと思ってます。
  今でもふと無性にアメリカで生活したくなります、たまに旅をすると「あ、こっちの方が楽だ」なんて感じたり、、、これから一体どうしたものでしょうね?


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ふうこ

 独立した個性尊重より、同調の文化(予定調和とかね)は日本にまだ根強いですが帰国子女の素敵な開花のひとつとして、宇多田ヒカルさんや樫本大信さんがあると思うのです。(私も幼い例えですかね? しかもこの人たちも自由業だし...)
 でもまあ日本を出る出ないに関わらず、自分の人生をかけがいのないものとして、節目節目に見直すのは大事だと思います。もう過去のこれは要らないと思ったら捨てて新しいものを自分に取り込んだり、大事な糧として磨き上げたりできるのではないでしょうか?
 それに日本から長期間離れたことのない私にも、イジメや孤独等は程度の差はあれつきものです。人は自分に自信がなくなるにつれ他人を落とす方に回りますしね。