私情つうしん 第19号 2000年1月発行
an essay by 東瀬 朗
何かやり残して(特に締め切り間近の物)、不覚にも寝てしまったとき、なぜか不思議とそのやり残したことを済ませるのにちょうど良い時間に起きてしまう。体の中に、強迫観念かなにかがインプットされていて、それが無意識のうちにある時間に睡眠から解放するように仕組まれているのか、それともただの偶然なのか。それは僕には分からない。
そう思うと、普通の日になかなか起きられない。特にこの寒い時期はぬくぬくとした布団や暖かい炬燵に包み込まれて天国へと旅立ってしまっているので、さらに起きることの難易度が上がってしまう。それでも、とりあえず起きなければならないので起きるのですが。
眠気はいつ、どのような形で襲ってくるのか皆目見当もつかない。特に、忙しいのだけれどもせっぱ詰まってないときなんかは、気を抜いた瞬間にいきなり襲いかかってくる。だからといって集中しているときに眠くないか、と言うと嘘になる。しかし、そういうときは根性で起きているので、眠気の峠を越してしまって、今度は眠れなくなってしまうのだ。空腹が、ある程度の空腹を過ぎると空腹感が無くなるように。自己防衛の本能なのだろうか。
とりあえず、寝たいときに寝ることが出来るような生活にしたいのだけれども、それも当分の間は遠い夢となりそうだ。
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