私情つうしん 第15号 1998年4月発行

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私情つうしん へのメッセージ

sakura by 太田優花
by 牧 大輔
by S. FURUKAWA
by 中込幸子
by 小磯健吾
by 上野山 聡
by ホーバン由美子
by モリス麗子
by 早崎賢蔵

"Tsuba" graphics courtesy of Ms. K. Sato



あなたも『私情つうしん』にメッセージをお寄せください。

太田優花

 『私情つうしん』を初めて目にした時は、やっと捜し求めていたネットワークにたどり着いたなと感慨無量でした。私も海外滞在暦があり、帰国後日本の社会に溶け込むのに苦労した者の一人です。不適応症状がピークに達した時などは、一人でもいいから自 分と同じ境遇の人が側にいて、欲求不満を分かち合い、互いに苦境を乗り越えられればと願っていました。今もこの気持ちは変わりません。
 自分は帰国子女と呼ばれるに値する人間かどうかは定かではありませんが、是非このネットワークを心の拠り所にしていきたいと考えています。最近ホームページを開設しました。大変お粗末なもの ですが(ホームページに戻るハイパーリンクが作動しなかったり、出るはずのイラストが出てこなかったり・・・)よかったらご覧ください。

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牧 大輔

『私情つうしん』読ませていただきました。
 外国にいるとどうしても日本人の数が少ないため、帰国子女なんてそんなにいないと漠然と思ってきたのですが、やっぱり世界は広いですね。
 ところで『私情つうしん』を読んでてひとつ気が付いたのですが、し面白いことに親を非難する人がいませんね?
 僕はポルトガルですごした小学校高学年から中学生までのあいだやっぱりある程度は親を憎みもしました。「なんでこんな仕事についたのか?なんでこんな所までひっぱられてこなきゃならなかったのか?」もちろん今から考えると実は親はただ上司の命令に従っただけのことですし、僕自身日本にいただけでは絶対に成り得なかった人間になれましたからそんな非難は理不尽なんですけどね。でもそういう意見がこないというのもまたおもしろいと思ったわけです。
 日本人でありながら心のどこかでは他の国の人であるというのは一生背負うには重い十字架かもしれませんが、それはやっぱり良い事であると僕は信じています。それだけの傷を負うというのは逆にそれだけ強くなるという事ですからね。少なくとも僕は今たとえどんな状況にあっても力強く生きる自信があります。どんな国であっても、言葉がわからなくったって12歳のとき言葉がまったく通じなかったあの辛さに比べればどんな事もできる、と。
 ちなみに今はブラジルはリオデジャネイロを経て、アメリカはSt.LouisでComputer Scienceを専攻しています。

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S. FURUKAWA

I read with interest your Website newsletter. Having gone back and forth between Japan and the U.S. many times I look forward to reading your opinions. I am still a Japanese citizen but have lived in the U.S. for over 30 years out of 40. Thus I am neither Nihonjin nor American. Hope to contribute to your newsletter in the future.

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中込幸子

 そうですよね、標準英語なんて本来ないよね。イギリス人は自分たちのクイーンズイングリッシュが正統派だと思ってるらしいけど……。
 わたしも純日本風の顔立ちでアメリカ・カナダ訛りの英語を話すもんだからよく人を混乱させるけど、いつも思うのは、どんな訛りの英語も理解できることが大切だと思う。いろいろな訛り、俗語の英語が理解できるほうが世界中の人々と対話できるし、That's what communication is all about, right? 自分の国の英語を標準だと思う傲慢さは捨てたいとも思うね。
 だから自分の発音にコンプレックスを感じる必要はないし、 他国の発音をもっと尊重しあえる世界にしたいですね。

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小磯健吾

 個人的に「帰国子女」にこだわるつもりは全くなく、むしろ「帰国子女」という言葉が消える世界を望んでおりますが、「帰国子女」と呼ばれる人たち(自分も含む)が帰国後あるいは新天地で、何を考えどのような生活を送っているのかということに興味を持っておりました。
 私は「帰国子女」の利点は世の中には異文化が存在しているということを実感できたことにあると思い、このことを何かの役に立てたいと考えています。
「帰国子女」という体験を前向きにとらえ、「帰国子女」を卒業し生きて行ける人が少しでも増えることを望んでおります。

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