私情つうしん 第1号 1995年6月発行

応援席


私情つうしん へのメッセージ

by うら たみお
by 清島 眞
by 倉又奈保子
by 木幡浩子
by 南雲岳彦
by 松島あおい


あなたも『私情つうしん』にメッセージをお寄せください。

うら たみお

 私はいったいどこから来て、どこへ行こうとしているのか−−。ふと、そういうことを考えるときがある。
 出生ははっきりしているし、(一応)ちゃんとした会社員だし、だからそのような経歴上のことを指しているのではない。アイデンティティー・クライシスのような深刻なものでもない。ふわふわと毎日生きている中で、ときどき浮かんでは消え、浮かんでは消える、陽炎のような問いかけである。
 こういうことを考えるのは、自分の「将来」に対するちゃんとした設計図を求められている年頃だからかもしれない(現在27歳、未婚である)。仕事のこととか友達のこととか、いろいろ頭を悩ますことに出くわしているからかもしれない。でも、それ以上に、帰国子女として、自分はいったい何者なのかとずっと問い続けてきたものが根底にあるような気がしてならない。
 帰国子女と言っても千差万別で、一口では説明できないぐらい多種多様である。その全員が、同じように考え込んでいることではないだろうと思うけれど、私にとってはこここそが出発点であり、自分の中で見きわめていきたいところなのである。−−自分はいったい、どこへ行こうとしているのか−−。『私情つうしん』誌上で そのようなことが考えられていけば、と思っている。
 最後になりましたが、『私情つうしん』創刊、本当におめでとうございます。サポーター第1号として、ここに心よりお祝い申し上げます。

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清島 眞 「継続は力、細く長く」

 これまでも、異文化を体験した人たちを中心としてミニコミ誌や会員のニューズレターが、ぽちぽちと出されてきた。しかし残念なことに、いずれも数号で息切れした。細々でもいい、自由に、そして厳しく、複眼の機軸から、“私情…”ならではのメッセージを発信しつづけること。継続は力。 清島、応援するぞ!

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倉又奈保子

 帰国子女であることを言わないと、何か隠し事をしているような罪悪感を覚える。その「隠し事」は私を形作る欠かすことのできない重要な部品だからだ。ところが奇妙なことに大いに価値あるのはわかるのだがそれが何なのか、実像を捉えられない。実像を得るためには反射鏡が必要なのだそうだ。
 あれ?! こんな所に反射鏡が……!!

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木幡浩子

『私情つうしん』の誕生を聞いて、思いだしたのは大江健三郎の「個人的な体験」。著者自身の体験にもとづいたその小説は、主人公が苦悩しながらも一つの真実を見いだしていく、というもの。いたく感動した。そして私もまた新しい真実を知った。
「私情」は、その人の歴史であり、思いであり、又、その人にとっての真実である。だからこそ、感動する。
「私情」の通信。これら全ての交じりあい。新しい発見。楽しみです。

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南雲岳彦

 昨今の日本企業の相継ぐ海外進出や外国人労働者の日本流入といった経済の国際化は、学校、職場、地域社会等あらゆる場での人間関係の従来の常識に大きく揺さぶりをかけているように思います。
『私情つうしん』がより今日的な人と人との関わり方について誰もが心を開いて語り合える場を提供してくれることを期待しております。

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松島あおい

「待ち切れないから、勝手に始めるよ。」と、ある日F氏より電話。それこそ、こちらが「待ってました」の言葉。数年前に一緒に始めた某会員誌、ふわふわ性格の首謀者(私)の気まぐれで、ここのところすっかりご無沙汰。その点、このF氏はじわじわ性格、一度始めたらやめなそうなお方。そこに若いながらも実力派の太鼓判、O嬢も加わって鬼に金棒。これは何かやらかしてくれそう。しめしめ、これからはじわじわ企画でふわふわと楽しませてもらっちゃおっと。

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